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基本理念
私たちは、どんなに障害が重くても、地域で自分らしくあたりまえに生きていける社会をめざして活動をしています。1993年に法人の拠点となるクリエイティブハウス「パンジー」をオープンしました。パンジーを始めるにあたり「普通の施設にしない」ために、さまざまなことを試みてきました。
2019年4月には、香川県高松市に新しくクリエイティブハウス「パンジーⅤ」をオープンしました。現在は4つの拠点事業所と、26カ所の自立ホーム、居宅事業、相談事業など、多くの事業展開をしています。
施設の運営に、できるだけ当事者の意見が反映できるようにしています。そのための当事者会議があります。また、当事者が法人の評議員や理事になり、法人の運営にたずさわっています。そして毎年、当事者による職員の面接が行われています。職員は、毎回ドキドキして面接を受けています。
どんなに障害が重くても、地域でその人らしく暮らすことを支援しています。地域で暮らすのは難しいと思われてきた人たちも、いろんな人に協力してもらいながら「自分らしい暮らし」を実現しています。これからも、「地域で暮らす」を支えていきます。
当事者が地域の中で経験から学ぶことを大切にしています。学校や企業などに販売に出かけたり、昼食後はコンビニで買い物をしたりします。また、地域のサークルに出かけたり、登山をしたり、ガイドヘルパーと街に出る等、アクティブに活動しています。
玄関は自動ドアのため、どこへでも自由に行くことができます。また、事務室を2階においたため、来訪者がまず声をかけるのは、知的障害を持つ当事者の人たちになることが多くなりました。そして、地域の人が気軽に出入りできる雰囲気にしたため、従来の施設をイメージして訪れる人は、よく前を通り過ぎてしまいました。