2007年3月13日〜27日にかけて5日間にわたって、「かえる会」で43人の職員面接をしました。


職員の面接
(当事者の感想)
やっと職員の面接が終わりました。職員、介護者のみなさん、 ご協力ありがとうございました。かえる会は、みなさんの気持ちが聞けて、よかったと思っています。
面接をすることになったのは、グループホームの介護者が辞めていって、 新しい介護者が入ってきて、「グループホームの介護者の顔が、最近バラバラの顔でわからんから、これはあかんな〜」 とみんなで考えたからです。それで「かえる会で面接やろか〜」って、決まりました。
3日間にわたって、45人の面接をしました。はじめの日は「面接ってしんどいな〜」 って思いました。はじめの日は力かちかちやったけど、2回目からはちょっと力抜いてうまくいったと思います。面接が終わって、 かえる会ではこんな感想が出ました。
・僕は緊張せーへんかった。
・職員の心がわかった。僕は。
・一緒。職員の心がわかった。言ってくれなわからん。
・大丈夫やった。一回目のパンジーの職員の時は緊張したけど、慣れてきた。
・ええんちゃう。してよかった。
・これからずっとがんばってもらわな困る。だんだん暑くなるけど、がんばってもらわな困る。 そうだよね! だんだんめんどう見る人少なくなったら困る。パン屋さんもいなくなったら困る。寒くなっても、暑くなっても、 がんばるって言ってたから、がんばってもらわな困る。
・続けていきたい。いろんなことわかって、やっていったらいいことあるし、続けていったらいい。 ほったらかしされたら困るし、どないもならへん。
・やっぱし、職員の面接してよかった。
僕は「職員にもいろいろあるな〜」「メンバーのことをいろいろ考えてんな〜」と思いました。もっと聞きたかたけど、 時間がありませんでした。でも「まぁ、ここまで聞けてよかったな〜」と思います。一回目やから、 何を聞けばいいかわからんときもあったけど、もう一回やったら、いっぱい聞けると思います。今度からは、 ゆっくりといっぱい聞きたいと思います。
(うめはら)
「かえる会」の面接を受けた職員の感想
●メンバーとのかかわりや、ピープルファーストのことを聞かれ、答えるのが難しかった。 面接を受けたことで当 事者が職員に何を求めているのかがわかった。これからのメンバーとの関わり方を考えさせられた。
●当事者と率直な話が持ててよかった。当事者の不安感が伝わり話すことの難しさを感じた。
●「ピープルファーストについてどう思うか」「当事者が理事長になることについてどう思うか」・・ よく練られた鋭 い質問。たじたじ。結局いくつかの答えを保留してしまった。今度は原稿なしで“面接”ではなく“対話”をした いな。
●「これから何年働きますか?」という質問に「首にされない限り働きます」と答えたら、 「そうではないんや。あと 何年働くんか?」とつっこまれた。当事者の人たちの意気込みを感じ気持ちが引き締まる思いだった。
●事前に職員に質問する内容が決まっていたようで、たぶん全員に同じ質問だったと思う。 職員の業務につい て質問があったらよかった。良かった点は当事者の質問に答える中で自分の思いを伝えられた事だ。
●質問の意味がわからず答え方にとまどった。自分の考えや、 仕事に対する姿勢を改めてことばにするのは難 しかった。目に見える形で職員と当事者の関係が逆転していておもしろかった。
●いざ面接がはじまると写真をとられてビックリ。何がはじまるんだ? と思った。
●どきどきした。みんなが一列に並んでいるのには、圧倒され、たのもしく見えた。 そして少しだけさみしくなっ た。たのもしくなることは、立場のちがいがはっきりしていることですね!
●当事者が面接官になるのいいことだ。こちらが話したことについて、 どう思うかなどもきけたらと思う。今後は 当事者が力をつけていくことで、より向き合った話ができるだろう。
●新鮮だった。当事者に囲まれて質問をうける中で、“支援者としてのあり方を問われている” と感じながら、自 分の考えや気持ちを伝えられてうれしかった。1人ひとりが役割を持って質問し、答えに対して返事を返してく れた。 当事者の支援者面接を継続すれば、自信も深まり、支援者を評価する力が大きくなるだろう。
●大きな一歩になったと思う。続けるなら、 きびしい質問やアドリブも加えた面接ができるようになったらいい。
●私が面接を受けたとき、一緒に働いているかえる会メンバーがいなかったので、 私の考えや思いは伝えられ ても、私の働きぶりは分からなかったのではないかな? とも思った。
●ズバズバ聞かれて具体的に答えなければいけず、自分の言葉に責任を持たなければと思った。
●今回は質問が比較的やさしかったが、次回どんな質問をされるか楽しみ(こわいかな? ちょっと)。 当事者 に質問されることが少ないのでよい機会だった。面接の席に支援者がいることに驚いた(1回目だからか)。 素直な気持ちで話せるよう次回は当事者のみでお願いしたい。質問内容はどこまで当事者が考えたのか?
●面接前はドキドキしていたが、みんなの温かい笑顔で安心した。質問も素直で厳しかったが、 みんなが考え ていることがわかって自分もみなさんと一緒に、もっともっとがんばらなければならないと思う。
●「ピープルファーストについてどう思いますか?」と聞かれたときに、 ピープルファースト自体あまりわからなく て困った。緊張もしていたが、かえる会の人たちが職員を面接するのは、すごくいいことだと思った。
「職員や介護者はなぁ!」
2002年12月
かえる会で、職員や介護者のことについて話し合った。グループホームの介護者に対しての意見がたくさん出た。 最近、新しいグループホームができたりして新人が多い。
「新しい人は、(当事者との)関わり方を知らんのや」。「よーく調べて面接しなあかん」。 「新しい人が来て必死やねん。新しい人に一から教えるのは、簡単に言うけど、けっこうしんどいねん(怒)」。 「介護者がコロコロ変わると忙しい」などの意見が出た。
ある人が「介護者かって人間やから、ちょっとぐらい悪かってもいいと思う」と言うと、すかさず梅原さん 「やっぱし、あかん。あかんと思うで。僕は絶対、介護者はしっかりしなあかんと思う。仕事やろ? しっかりしてほしいと思う。 しっかりしなあかん。それが仕事ちゃうの。ほんまに…」と熱弁。
1月の半ばから、かえる会で、パンジーやグループホームなど全職員の面接をすることになった。
さて、「自分の気持ちを言葉で表現することが難しい人の気持ちを考えるときは、どうしたらいいんだろう?」
という支援者からの問いに対して、「近くにいるほかの職員が見ていればいい」という意見も出たが、その後の話し合いの中で、
「リーダーの仕事は、なかまの気持ちを考えて代わりに言うこと」だと再確認し、よりいっそう、たくましくなったみなさんでした。
(かえる会・書記 山田
「○○ちゃん」 ってよばれたら
2002年10月
なまえのよばれ方について話し合った。 当事者が支援者に○○ちゃんってよばれるのは、あかん。子供扱いしてる。あたらしい職員が、えらそうにあだなでよんだりするのは、 おかしい。年下の人が、年上の人にあだ名で呼んだり、呼び捨てするのはおかしい。でも、かたっくるしいのもイヤ。 ともだちみたいにしゃべれる方が楽しいとも思う。いろいろ話し合っていたら、「むずかしい問題だな」と思ってきた。
芝居をした。当事者と職員の役に別れて、 当事者役の人は車いすに乗った。また、話すことのできない当事者の気持ちが分かるように、口にガムテープを貼ったり、 タオルで隠したりした。職員が当事者に向かって「○○ちゃん」と呼ぶのと「○○さん」って呼ぶのを2種類やった。当事者役は、 どんな気持ちになるのかを考えた。「○○ちゃんって呼ばれるのは、大人として扱われていないみたいでイヤだった」 という意見が出た。
新しい職員が入ってきたら、 自分たちでしっかり呼び方を注意していこうと思う。みなさんも、もし自分が「○○ちゃん」 ってよばれたらどんな気持ちになるか考えてみてください。当事者は、立派な大人です。子供扱いされたくないです。
(生田・中山・宮田)
パンジーを変える!
生田さんと表さんと中山さんとぼくの4人で、パンジーをこれからどうしたいんかについて、 話しをしています。
1回目は、スウェーデンのグルンデン協会の話しをした。スウェーデンはすごいなと思った。 自分で何でもしてる。生田さんがパンジーUの3階でピープルファーストの事務所をしたいと言った。 ぼくはその事務所のカギはメンバーが持つと思っている。個人個人でカギをもってやったらおもろいな。
2001年はメンバーと職員で話しをして、いろんなことを決めたい。今度、 パン屋とクリエイティブと、パンジーUの弁当、グループホーム、わくわくのリーダーを決める。職員のリーダーと同じ数にして、 そこで話しあってどうするか決める。いちばん大切なことは「職員だけで決めるな!」と「当事者どうしもっと助け合おう」 ということ。勝手に決めたら、わからんから。
1回目の会議のあとに、どらえもん会(パンジーUはわくわく会)で、 この4人でパンジーのことを話してもいいかと聞いた。みんなは拍手をしてから「いいよ」と言ってくれた。
2回目は、これから何をしようかと話しをした。どんな会議か名前をまだ決めてないから決める。 当事者のリーダーを決める。
ピープルファースト、なかま会、交渉、ピア・カウンセリング、どらえもん会、わくわく会、 自立生活友の会、びまわり会、ほとんどぼくは入っている。これを他の当事者にわけたらいいなと思っている。 ぼくばっかりやってたらアカンから。
パンジーのリーダーをみんなでするのは、まだまだ時間がかかるけど、やっていこうと思う。 グルンデン協会のハンスとアンナの話しを聞いたとき、職員を首にしたり、他の職員を入れたりしてると聞いた。 職員の給料も払っている。お金がむずかしかったら、だれかにやってもらっている。すごいなと思った。まだまだ先だけど、 ぼくもいつかやりたいなと思う。
梅原義教(パンジー・どらえもん会代表)
かえる会報告
2001年1月11日から、毎週「かえる会」をしています。メンバーは生田、表、梅原です。 パンジーを当事者中心にするにはどうしたらいいか話し合っています。会議では、パン、クリエイティブ、パンジーU、 グループホーム、わくわくのリーダーを決めました。そして、当事者と支援者のリーダーで、4月から何をするか話し合いました。 給料のことや講演会のことも話し合いました。そして、当事者の会の支援者も決めました。以下、3人の感想です。
おもしろかったこと、楽しかったこと
・今年、かえる会がはじまって、3人で話をして、 当事者のリーダーを決めた。それがおもしろかった。(職員もどこどこ行くとか、3月30日にはっきりする。ここで、 ぼくは会議にいっぱいでていることを、みんなに聞きたい。もうちょっと少なくしたいなと思っている)
・私は「かえる会」のメンバーで、私と生田さんと梅原君と3人でいろんな事をしたのがおもしろかった。
・メンバーのリーダーを決めたのがおもしろかった。 支援者ぬきで決めたのがよかった。スウェーデンのグルンデン協会のようにしたいな。
不安だったこと
・これから、心配や。4月からうまくいけるか、それが心配。 まだリーダーが何をしていいかわからんやろ。だから僕は不安。
・「かえる会」で話をしているときに、 いろんな意見が出て決まらなかった時に、「けんかになったらどうしよう」と思って心配でした。
・いろんな事を決めるのはむずかしいな。 今もこれからどうしようか考えている。なんでも楽なことはないな。
これからしたいこと
・ どらえもん会とか役員会とかに新しいメンバーが入ったらいいなと思っている。
・3人で在宅の障害者の家庭訪問に行って、 がんばりたいと思っています。
・リーダーで話し合って、仕事をふやしたい。 支援者にも力を貸してもらわなあかんな。
ちょっと待った!支援者は「当事者で決めて」 と簡単にゆうけどしんどいぞ!どうまとめたらいいかわからんやん!支援者、なんでもかんでも任すな!